アトピーの症状とストレス

アトピーという言葉も、よく聞くようになりました。
そのアトピーの正式名称は、アトピー性皮膚炎。
アレルギー反応が原因で、激しい痒みや皮膚の炎症などの症状が出ます。

アトピー疾患の八割は、五歳くらいまでに発症しますが、一時的に症状が消えても、環境の変化により再発したり、大人になっても治らない人もいるようです。

また、幼児期には発症せず、大人になってからアトピーを発症するケースもあります。
もし、あなたに湿疹が左右対称に現れ、かゆくて、それが慢性化しているようなら、それはアトピーかもしれません。

アトピー性皮膚炎の症状は、年齢によっても出方がいろいろ

たとえば、乳幼児のアトピーなら、成長して胃腸が発達すれば消化能力が高くなり、症状が解消することもあるそうですが・・・
乳幼児は、頭部や顔面から湿疹がはじまるケースが多く、悪化にともない下の方へ拡がります。

そして、幼児期から学童期にかけてのアトピーは、衣服がこすれやすい場所に出やすいそうです。
首、脇の下、肘の内側、膝の裏側など、関節の内側に発症しやすく、耳の下が裂けるほどの人もいるとか。

思春期以降のアトピーは、体の広範囲に湿疹が出やすく、手の指先などに、ひどい症状が出るケースもあります。
そして思春期前のアトピーは、ジクジクする湿潤型、思春期以降のアトピーは、逆にカサカサの乾燥型になる傾向が強く・・・
この乾燥型アトピーになると、頭から大量のフケが出ることが多いので大変です。

このようにアトピーの患者さんは、年齢や人によって症状は違いますが、激しい痒みでイライラしたり、アトピーゆえに生じる制限や、人々の反応に傷ついたりして大きなストレスを感じてしまいます。
また本人だけでなく一緒に暮らす、その家族もアトピーの症状が消えるまで、強いストレスをせおい続けていくのが大変ですね。